色鉛筆画制作

制作時間・・・約60時間

制作道具

  • ファーバーカステルポリクロモス色鉛筆
  • 鉄筆
  • 擦筆
  • 消しゴム、電動消しゴム
  • セラミックカッター
杉山武志,絵画,ロゴ,art,色鉛筆画家,油絵水彩,イラスト,デザイン,デジタル

制作の流れ

STEP
資料の用意
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絵を描くための資料を探します。
今回のモデルは、我が家で飼っている猫のグルグルです。どのシーンを絵に描いたら面白くなるか想像しながら、写真を何枚か撮影します。写真を撮る技術がまだ足りないため、光の設定などを試行錯誤しながら、偶然良い写真が撮れるまで何度も撮影を繰り返します。

STEP
下書き制作
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下書きを作成しました。
ドアの影がまるで牢屋に入っているように見えたので、「脱走している」というイメージで描いたら面白いかもしれないと考えました。
ひげの部分や目立つ毛の部分には鉄筆を使い、少し凹ませておくことで、その部分に色がつきにくくなる効果を狙います。

STEP
描写
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猫の顔を写実的に色鉛筆で描くとき、一番楽しいのは「目」を描く瞬間です。目は作品全体の印象を大きく左右するため、集中して最初に取り組みます。

何度も色を重ねていく過程で、目の中には薄い緑や青、黄色を下地としてうっすらと入れます。その上から白や薄いグレーを重ねていくことで、目に薄い膜が張ったようなリアルな質感を表現できます。

STEP
背景と一緒に描写をすすめる
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背景がある場合は、猫と背景を同時に描き進めていきます。猫の毛が細かく飛び出している部分は、背景との境界が暗いところで特に表現しやすくなります。

また、猫の「回り込み」を表現する際には、背景や周囲の色が何色なのかを意識することが重要です。隣り合う色を少し取り入れて描き進めることで、色同士が自然になじみ、立体感や遠近感をよりリアルに表現できます。

STEP
完成
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猫の絵が完成しました。
仕上げに全体のバランスを見ながら、少し修正を加えています。

色鉛筆についてですが、僕の印象ではファーバーカステルはサラサラとした描き心地で、透明感のある表現に向いているように感じます。一方で、プリズマカラーは重ね塗りがしやすく、存在感のある濃密な仕上がりに適している印象です。

描く場所や絵の内容に合わせて、色鉛筆の種類を使い分けることで、より豊かな表現が可能になりますね。

作依頼は心を込めて

ペットは、家族の一員です。ご依頼いただくケースは様々で、今この瞬間を思い出として残したい方、大切な友人へ家族の絵を贈りたい方、あるいは在りし日の思い出を写真とは違う形で残したい方など、皆さまそれぞれに特別な思いを抱えていらっしゃいます。

その大切な思いに寄り添えるよう、私も心を込めて一枚一枚丁寧に描かせていただきます。
お気に入りの写真データを送っていただければ、すぐに制作を始めることが可能です。また、可能であれば私が直接お写真を撮りに伺うこともできます。その際はご相談の上で、構図などを一緒に決めていけたらと思っています。

さらに、ペットの絵だけでなく、ウェルカムボードや似顔絵など、幅広い制作も承っております。使用する素材は油絵、水彩、色鉛筆、鉛筆、ペン、そしてデジタル制作も対応可能です。私の作品をご覧いただき、ご希望の素材での制作をご相談いただけます。

ぜひお気軽にお問い合わせください。お客様の思いを形にするお手伝いができれば幸いです。